特別支援学校見学の続きです。更新が遅れて新年度が始まってしまったので昨年度の情報になります。
この前は幼稚部の紹介でしたので今回は小学校の紹介です♪
教室紹介の前に知っておきたい事もあります。
まず、障がいが有るからといって必ずしも特別支援学校へ行かないといけないわけではありません。宮古島には市立の学校にも特別学級などがあり、東小学校、平一小学校、北中学校へも通学は可能なんです。(「まてぃだ教室」と言って、不登校の子供が行ける教室もあります)つまり選択肢が他にも有るということです。入学の前には市立学校・特別支援学校のどちらに通いたいのか、親や本人の希望をちゃんと聞いてくれます。しかし、市立の学校に通うにはいくつかの問題点が必ず出てくるでしょう。市立の学校でも特別支援学校でも一長一短、子供にどのような経験をさせたいのか?どのように学校生活を送りたいのか?まずは家族でしっかりと話し合うことが大切ですね。
さて、ようやく教室案内です↓↓
こちらは1年生の教室。皆が座るイスの前には机がありませんでした。ボードにはそれぞれ子供たちの名前と顔写真が入ったプレートが貼られていて名前の全てが1枚のプレートになっている子もいれば、名前の1文字1文字が別れたプレートになっている子もいます。つまり子供一人一人に合わせたお名前プレートなんです!!自分のプレートを写真で判断する子、自分の名前を1文字づつ理解して判断する子、全てのこども達に合わせているんですね。他にも視覚のみでなく、フワフワの雲やまんまるの太陽など、感触も大切だとお話してくれました。
ココは、3・4年生の教室です。見学に行った日はちょうど近々行われる宿泊学習に向けて合同授業を行っているところでした♪授業に使われたTV画面にはこども達の写真と先生の写真、自動車のイラストがあって、誰と誰が一緒に車に乗って宿泊学習の場所へ移動するのか予習しているところでした。子供たちは自分の名前を呼ばれると手を高く上げる子、お返事する子、ニコッと笑う子など皆イキイキと授業に参加していました♪
学校に通う上で一番の疑問だった授業内容でしたが見学することで理解することが出来ました。国語や算数、理科、社会など全てを混ぜたものを生活単元学習と言うそうです。先生たちは工夫して、子供一人一人に合わせた内容でたくさんのことを教えてくれているんですね♪ちなみに、他の教室では男の子が先生とマンツーマンで黒板に向かいノートを取っている姿もありましたよ!!
こちらは、皆が大好きなプレイルームです。こちらも時間割できちんと利用が割り当てられているそうです♪
生活訓練室。先生とマンツーマンで様々なお勉強したりできるらしい。こちらも時間割にそって使用する子が決まっているようです。他にもこのお部屋の隣にはマットレスを敷いてある部屋があって一人で休憩させてあげることが出来たり、色んな使い方をしているお部屋もありました。
この用に、こども達一人一人に合わせた授業や教室が様々な工夫をこらして利用されていましたよ。当初は未知だった特別支援学校が段々と分かってしましたね^^次回は高等部と寄宿舎について書いていきたいと思います♪